桜島ってこんなに楽しい!初心者でも大満足の観光コース

鹿児島のシンボルともいえる活火山・桜島
噴煙を上げる力強い姿と、豊かな自然、そして島ならではの素朴な人々の暮らし…。ただ眺めるだけでなく、実際に島を歩けば「生きている火山の島」にいることを肌で感じられます。

今回は、桜島を1日で満喫できる観光モデルコースをご紹介。
フェリーの名物うどんから始まり、神社で心を整え、絶景展望台や地元食堂でのランチ、歴史を語る埋没鳥居、学びのビジターセンター、そして夕陽を眺める足湯タイムまで…。桜島の魅力をぎゅっと詰め込んだ旅ルートです。

「初めて桜島に行くけど、どこを回ればいい?」という方にもぴったり。この記事を読めば、1日で桜島を余すことなく楽しめますよ!

目次

桜島フェリーで船旅スタート&名物うどんを味わう

旅の始まりは、鹿児島港から出航する「桜島フェリー」。

日中は20分間隔で運航しており、待ち時間もほとんどなく気軽に乗れるのが魅力です。デッキに出ると、潮風とともに市街地の風景が少しずつ遠ざかり、目の前には堂々とそびえる桜島が近づいてきます。この短い船旅が、観光気分を一気に盛り上げてくれます。

そして忘れてはいけないのが、船内でいただける「やぶ金うどん」。シンプルながら出汁の効いた味わいは、地元の方々にとってもソウルフード的存在です。フェリーに乗ったら必ず食べたいと言われるほどの名物で、さつま揚げがのったシンプルなうどんが人気です。桜島観光は、この一杯からスタートです!

まずはここで参拝!パワースポット「月讀神社」

桜島港に到着したら、まずは月讀神社(つきよみじんじゃ)へご挨拶しましょう。アクセスは良好でなんと桜島フェリーターミナルから徒歩1分。日本神話にも登場する月の神「月讀命」を祀る古社で、かつては島の人々の心の拠り所として信仰されてきました。境内は大きくはありませんが、静寂に包まれた雰囲気が心を落ち着かせてくれます。

さらに、境内からふと振り返ると目の前に広がる錦江湾と青い空。その景色は神聖さを一層引き立ててくれます。旅の安全祈願だけでなく、心をリセットして新しいエネルギーをいただける場所でした。

湯之平展望所で桜島と錦江湾を一望

次に向かうのは、桜島の魅力を全身で感じられる湯之平(ゆのひら)展望所。桜島の北岳4合目、標高373mに位置し、桜島の展望所の中で最も高い所にあり、一般の人が立ち入りできる最高地点となっています。

ここからの眺めは、まさに「桜島に来た」と実感できる瞬間。天気が良い日には、鹿児島市街や遠くに開聞岳まで見渡せます。展望台は整備されていて駐車場も完備されているので、気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイント。写真撮影にもおすすめで、旅の記念になる一枚が撮れること間違いなしです。

桜島内の移動は「サクラジマアイランドビュー」がオススメ!サクラジマアイランドビュー1日乗車券(大人500円・小学生以下250円)は桜島観光案内所などでご購入いただけます。https://www.kagoshima-yokanavi.jp/transportation/10415

「味の里 珍満」で地元の味を堪能するランチ

観光でお腹が空いたら、地元で人気の食事処「味の里 珍満」へ。ここは観光客だけでなく島の方々も通うアットホームな食堂で、ボリューム満点の料理が評判です。特に「ちゃんぽん」や「チャーハン」は定番の人気メニューで、地元ならではの素朴な味わいが旅人の心とお腹をしっかり満たしてくれます。

お店の雰囲気は昔ながらの大衆食堂で、温かみのある接客も魅力。観光地での食事というより、「桜島に住んでいたら日常的に通う場所」という感覚で楽しめるのが特徴です。桜島の人々の暮らしを感じながら、ほっとするランチタイムを過ごしてみましょう。

自然の猛威を物語る「埋没鳥居」

お腹を満たした後は、桜島の歴史を感じられる黒神埋没鳥居へ。1914年に起きた大正大噴火で、周辺の集落は火山灰と軽石に埋まりました。その際に深さ2メートル以上も埋没し、現在では鳥居の上部だけが顔を出しています。

当時の人々は噴火後、鳥居を掘り起こさずにそのまま残し、後世に災害の記録として伝えました。そのため、今でも噴火の恐ろしさと自然の力を直に感じることができます。静かに立つ鳥居を前にすると、自然への畏怖と人間の営みの小ささを考えさせられる、忘れられない体験となるでしょう。

桜島ビジターセンターで火山を学ぶ

続いて立ち寄った桜島ビジターセンターは、桜島観光で絶対に外せないスポット。火山の歴史や人々の暮らしを、わかりやすく学べる施設です。

入館してすぐ目に入るのは、桜島の巨大ジオラマ。地形や噴火の痕跡がリアルに再現されていて、「さっき展望台で見たのはここか!」とすぐに位置関係を把握できます。さらに映像シアターでは、噴火の歴史や火山活動の仕組みを臨場感たっぷりに紹介。椅子に座って映像を見ていると、まるで噴火の瞬間に立ち会っているような迫力がありました。

展示室には大正大噴火の記録写真や、当時の暮らしの様子を伝える資料も。「埋没鳥居」で見た景色とつながり、歴史を実感できて胸が熱くなりました。

さらに印象的だったのが、リアルタイムの火山活動を映すモニター。現在も活動を続けている桜島の“今”を確認でき、「生きている火山の島にいるんだ」と改めて実感。単なる観光ではなく、防災意識や自然との共生について考えさせられる体験になりました。

展示は子どもでも理解しやすい工夫がされていて、家族連れにもおすすめです。ここを訪れると桜島の見方がぐっと深まるので、観光ルートに必ず入れたい場所です。

桜島カフェ&足湯で夕陽を眺める贅沢なひととき

1日の締めくくりは、港近くにある桜島カフェへ。大きな窓から海と市街地を一望できるロケーションで、コーヒーやスイーツを楽しみながら一息つけます。観光の疲れを癒しつつ、旅の思い出を振り返るのにぴったりの場所です。

人気商品の「桜島ソフト」は遊び心のある一品。鹿児島産の抹茶を使用した抹茶ソフトクリームに、可愛いおめめと桜島のクッキーがついています。思わず写真を撮ってしまいますね。飲み物は抹茶ラテをはじめ桜島小みかんジュースや桜島クラフトビールなど、桜島にちなんだメニューが豊富でした!

さらに隣接する足湯公園では、源泉かけ流しの温泉に足を浸しながら、海の向こうに沈む夕陽を眺められます。錦江湾にオレンジ色の光が広がり、桜島のシルエットが浮かび上がる光景はまさに絶景。非日常の癒しに包まれながら、桜島観光のラストを迎えましょう。

【公式Instagram】桜島カフェ -SAKURAJIMA CAFE-

遊び疲れた人は桜島カフェに隣接するマグマ温泉に入るのもオススメ!最後まで桜島のパワーを感じる旅を楽しめますよ!

https://rainbow-sakurajima.com/spa/

まとめ

短い船旅から始まり、歴史・絶景・グルメ・学び・癒しがぎゅっと詰まった桜島1日観光。
どのスポットも「ここでしか体験できない魅力」にあふれ、訪れるたびに新しい発見があります。

鹿児島旅行を計画している方は、ぜひこのモデルコースで桜島をまるごと体感してみてください。きっと、忘れられない1日になるはずです!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次